一之宮-西海道
長崎県対馬市 九州最北端に位置する対馬。 森林が島面積の89%を占め、太古からの原生林が多く残されている。 地理的条件によって、幾度となく歴史の舞台になった。 白村江の戦い、元寇、倭寇、朝鮮出兵、日露戦争、等々。 常に国防の最前線としての役割を担…
長崎県壱岐市 壱岐は、九州北岸の玄界灘上の島である。 「古事記」では、5番目に生まれた島とされ、 天比登都柱(あめひとつばしら)と呼ばれる。 「柱」とは、 天地を結ぶ交通路という意味で、 壱岐は、天と地を繋ぐ架け橋の役割を担っていたと考えられた。…
福岡県福岡市 「敵国降伏」 第60代醍醐天皇の直筆を型取ったと伝わる。 こんな額が飾られた楼門は、世界広しと言えどもここだけ。 鎌倉時代、蒙古襲来の際、起死回生の神風を呼び起こしたとされ、以後「戦いの神」として歴代の武将達に崇敬された。 別称、筥…
福岡県久留米市 筑紫平野は、福岡県・佐賀県の南部、有明海の湾奥に面する地域を指す。 約1,200平方キロメートル。 一級河川・筑後川および矢部川、嘉瀬川、六角川により形成された九州最大の平野である。 高良神社は、そのほぼ中心。 古来より、神様が宿る…
佐賀県三養基郡みやき町 創建は、神亀元年(724年)と伝わる。 当時の役人、壬生春成が猟をしていると、一羽の白鳩が飛んできて春成の弓先に止まった。 不思議に思った春成は、その晩、夢を見る。 一人の白髪の老人が夢に現れて、 「八幡大神のご臨降である…
佐賀県佐賀市大和町 創建については、欽明天皇25年(564年)に與止姫の神が鎮座したのが始まりとされる。 祭神は、與止日女命 (よどひめのみこと) 神功皇后の妹とも、 神武天皇の祖母、豊玉姫とも、 竜宮城の乙姫とも、 古すぎて、いまだ謎の多い女神であ…
阿蘇神社は、神武天皇の孫 健磐龍命(たけいわたつのみこと) を祀る2000年以上の歴史を有する古社である。 古来からの阿蘇信仰と融合し、肥後NO.1の神様として崇敬をあつめてきた。 山頂の火口湯溜まりは「神霊池」とよばれ、阿蘇神のご神体とされる。 麓の…
鹿児島県薩摩川内市 今更だが、天孫族の神について、おさらいをしてみたい。 新田神社の祭神・ニニギノミコトは、皇室の祖神である天照大神の孫として地上に降り、歴代天皇の祖先となった神である アマテラスがオオクニヌシから地上の支配権を譲られた後、使…
鹿児島県指宿市開聞十町 開聞岳(かいもんだけ) 薩摩半島の最南端に位置し、 「薩摩富士」 とも呼ばれる指宿のシンボルである。 枚聞神社は、その北麓に位置し、古くから、交通・航海の安全、漁業守護の神として、人々の崇敬を集めてきた。 祭神は、大日貴…
鹿児島県霧島市隼人町 創始は、社伝によると遠く神代と言われる。。 祭神、天津日高彦火火出見尊(あまつひだかひこほほでみのみこと) 長い。。つまり山幸彦である。 現在地に遷座されたのは、和銅元年(708年)。 山幸彦は、天孫降臨の主役・ニニギノミコ…
宮崎県児湯郡都農町 日向の国・宮崎は、神話の里。 日本神話発祥の地とも言われる。 天の岩戸伝説に始まり、 天孫降臨 海幸彦・山幸彦の物語 等々、県内のいたる所に、神話の舞台となるゆかりの地が点在している。 そんな中で、 日向国一之宮は「都農神社」 …
祭神は、西寒多大神 (ささむたのおおかみ) ツキヨミノミコト アマテラスオオミカミ アメノオシホミミノミコト 以上、3神の総称と言われている。 今回は、アマテラスの弟神、 ツキヨミノミコト(月読命)について。 古事記では、イザナギが黄泉国から逃げ帰…
大分県大分市 古来より、豊後を代表する宇佐八幡の別宮とされる。 ここでは、主祭神・14代仲哀天皇について。 容姿端正、身長一丈(180cmくらい?)。 父は、神話のヒーロー・ヤマトタケルノミコト。 妻は、誰もが知る伝説の女傑・神功皇后。 大スター達に囲ま…
全国一之宮シリーズ、最終コーナーの九州に入る。 大分県宇佐市 創建は、欽明天皇の御代、西暦571年と伝わる。 全国には、11万以上の神社があるらしいが、 その中で最多の4万を超える八幡神社の総本宮が、宇佐神宮である。 今回は、祭神・15代応神天皇につい…
福岡市博多区「住吉神社」の名前の由来に触れてみたい。 奥は深いが、出来るだけ簡単に。。 歴史は、とんでもなく古い。 公式ウェブサイトには、創建1800年以上前とあるが、そんなもんじゃないよ。 この住吉の町は、かつて「住之江(スミノエ)」と呼ばれて…