宮崎県児湯郡都農町
日向の国・宮崎は、神話の里。
日本神話発祥の地とも言われる。
天の岩戸伝説に始まり、
天孫降臨
海幸彦・山幸彦の物語
等々、県内のいたる所に、神話の舞台となるゆかりの地が点在している。
そんな中で、
日向国一之宮は「都農神社」
と、すぐに答えられる人は少ない。
宮崎県PRのホームページを見ても、都農はお勧めスポットには入ってない。
伝承では、神武天皇が、山城(奈良)を目指し航海に出る際、武運長久を祈願した地と伝わる。
人々は、大志を抱き旅立って行った神武天皇を慕い、
最後の祈りを捧げた地を聖地として守り続けたのか。。。
祭神は、なぜか大国主命。
遠く離れた出雲の神である。
わからない事が多い。
ただ、ヒントがある。
なぜ、当の神武天皇がこの地で祈りを捧げたのか。。
ちょっと、時代考証。
縄文時代は温暖な気候で、宮崎の海岸付近は、現在より5~10m海水面が高かった。
都農一帯は、自然豊かな海岸線だったと考えられる。
その時代には稲作も伝わっており、当時の大規模な集落遺跡も発見されている。
円墳や前方後円墳など20基以上の古墳もあり、土器・石器類も大量に出土した。
神武天皇が生きた時代、この地は豊かさの象徴だったのかも知れない。。。
ところで、
宮崎と言えば、芋焼酎。
「霧島酒造」
黒霧島、赤霧島、、、。
が、ここでは敢えてワイン!のご紹介したい!
知ってた?「都農ワイン」
の物語。
昭和初期、地元出身19歳の永友百二が、いきなり梨の栽培を始めた。
あの、無理無理。
誰もが思った果樹の栽培を苦難の末、成功。
さらに昭和28年、葡萄の生産に乗り出す。
ありえない。
いやいやいや、いくらなんでも葡萄は。。200%無理。
と言われながら葡萄どころか、ワイン製造まで成功。
都農を、ワインの里に変えてしまった。。。
というお話。
宮崎、神懸かってるよね~。
【外部リンク】
http://w01.tp1.jp/~sr09697901/