香川県高松市一宮町
田村神社は、もともと当地の水神(龍神)だったとする説がある。
現在の祭神は、
倭迹迹日百襲姫命 (やまとととひももそひめのみこと)
第7代孝霊天皇の皇女で、
瀬戸内の守護神・吉備津彦命(きびつひこのみこと)の姉である。
古代、ヤマト王朝成立に大きな貢献をしたとのことで、
奈良の箸墓古墳に葬られたのでは?説
卑弥呼では?説など、
様々な伝承に登場するが、
極めて巫女(みこ)的な存在である。
讃岐の地において、巫女の役割とはなんだったのか。
古代より、讃岐は雨が少なく、人々にとって、水は大変貴重な天然資源だった。
神社の付近は香東川の伏流水が多い地域で、今でも農耕に欠かせない湧き水への信仰が根強い。
水の神、とえばやはり水神(龍神)ということになる。
本殿の床下には、古代より湧き水があり、そこには龍神が棲んでいると信じられてきた。
縄文から続く豊穣の神、雨の神への信仰である。
神と向き合い、雨を降らせる巫女という存在。
やまととと・・えっと・・・のみこと。。
まさしく、讃岐の守護神だった。
で、ところで、話は全く変わるが、、
香川といえば、、、やっぱ「うどん」でしょ。
香川県は、1人あたりの消費量、ダントツの全国トップ。
「週に1回以上うどんを食べる」人の割合は90.5%。
「年越しそば」と言いながら、丼の麺は白くて太い。
「うどん県」と呼ばれる所以は、
小麦の生産地だったからだけでは、ない。
讃岐では、超良質の「塩」「醤油」そして「イリコ(煮干し)」の入手が容易だったことが大きな理由である。
麺の特徴は、なんとも言えないシコシコ感。
「コシ」とも言う。
小麦粉生地を手もみと足踏みを繰り返し、鍛えて熟成させ、独特の弾力を生み出す。
香川のうどん店で、日々行われる大変な行程である。
福岡出身のタモリが、
「うどんと人間は、コシがない方がいいんだよ。」
なんて言ってた。
確かに!
と、一瞬思ったが、
まぁ、どーすかねー。
コシがあればあったで、
コシがないならないなりに、
出汁が効いてたらね、、、文句ありません。
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