兵庫県豊岡市
創建は、2000年前。
祭神・天日槍命(あめのひぼこのみこと)は、朝鮮半島・新羅国の皇子である。
もう一柱の祭神・伊豆志八前大神(いづしやまえのおおかみ)は、皇子が持つ「神宝」のことを指す。
羽太の玉
足高の玉
赤石の珠
出石の小刀
出石の矛
日鏡
大刀
熊(?)
の8種が神様。
日本書紀によると、11代垂仁天皇(ヤマトタケルの祖父)の時代に渡来。
天皇から一族の居住地として、播磨国、淡路国を提示されたが拒否。
近江国から若狭国を経て、最終的に但馬の国に至った。
皇子は、そこで麻多烏(またお)という女性を妻とし、拠点を構えることとなる。
また、大陸からの技術で、当時未開だったこの地を開発し、耕地を広げたと伝わる。
後に
「出石族(いずしぞく)」
と呼ばれるようになった。
ちなみに天日槍命の「日槍(ひぼこ)」は、「日矛」と書かれることもある。
「日」は太陽で、「矛」は武器。
天照大御神岩戸隠れのときに天鈿女神(あめのうずめのかみ)が、上半身裸で踊った時、手にしていたのが、
「日矛(ひぼこ)」
この呪具と同じ名前の天日槍神は、太陽神の一種とも受け取れる。
太陽神は農業の守護神なので、国土開発の神としても信仰された。。
ということだが、、
ここで、注目したいのが、
領地の件で、ヤマト王朝からのオファーを2度も断っていること。
反抗的。。
ちょっと変わった説があるので紹介したい。
先進の技術をもつ新羅の皇子が渡来して、国土の文化向上に寄与した。。
というのは全くのフェイク!
当時の朝鮮半島に日本の文化を凌駕する文化はなかった。
天日槍は、九州(伊都国)出身で、一族の正体は、
王朝へ反感を持つ勢力が放った工作部隊
だったというもの。
皇子が持ち込んだ神宝のうち
「出石の小刀」
は、垂仁天皇暗殺に使用される予定だった。
神武から続く皇統を抹殺するのが目的である。
しかし、計画は事前に発覚。
失敗に終わった。
この事件を、国内のクーデターにするのはちょっとマズイので、
犯人は外国の王子ということに。。。
というもの。
歴史の捏造は日常茶飯事。
今も世界中で繰り返されている。
ただ、出石族が皇位を巡る争いを起こしたとすれば、なぜ出石神社が但馬国一之宮なのか。
謎が、謎を呼ぶ古代の謎々。
ところで、天日槍は働き者で食べても美味しい牛を連れてきたという。
但馬牛の起源である。
「しゃぶしゃぶ」もいいけど、、
ハンバーグ最高!
【外部リンク】
https://www.hyogo-tourism.jp/spot/result/781