千葉県香取市
主祭神:経津主大神(ふつぬしのおおかみ)
でかい。
本殿は元禄13年(1700年)の造営。
三間社流造、檜皮葺で、この形式の社殿としては最大級の規模である。
下総国一之宮香取神宮は、常陸国一之宮鹿島神宮と古来より深い繋がりがあり、
「香取・鹿島」
とワンセットで並び称されてきた。
平安時代まで、神社の最上格「神宮」の名がついていたのは、この2社と「伊勢」だけ。
名門・藤原氏の崇敬も厚く、奈良の春日大社では、第一殿に鹿島神、第二殿に香取神が祀られ、藤原氏の祖あまのこやねのみこと(第三殿)より上位に位置づけられていた。
ヤマト朝廷にとって、それだけ大切な神様だったという事である。
日本書紀で、両神宮の祭神、経津主大神(ふつぬしのおおかみ)と武甕槌大神(たけみまずちのおおかみ)は、高天原から地上(あしはらなかつくに)平定のため派遣され、大国主命が治める出雲の国譲りまで成功させた英雄的武神として描かれている。
また、古代の利根川水系一帯には、
「香取海(かとりのうみ)」
と呼ばれた巨大な内海が広がっていた。
両神宮は、その南北の要所としては、ベストポジションに鎮座している。
強大な軍神が鎮まる地。
&
王権拡大を目指した関東以北への最前線基地だったことが想像できる。
以降、武将達からの信仰を集め、今でも剣術、居合の道場なんかには「鹿島大明神」「香取大明神」がセットになった掛軸が掲げられることが多い。
とまぁ、勇ましい限りなのだが、もうひとつ説がある。
奈良時代に編纂された「常陸国風土記」には、
「ふつのおおみかみ」と名乗る神が降りてきて、山河の荒ぶる神を鎮めた。
といった記述がある。
地域の人々には、自然災害を防ぐ優しくありがたーい守り神だったのである。
ありがたーいと言えば、ぜひ紹介したいものがある。
地元香取の酒造蔵「寺田本家」
創業340年、現在の当主で24代目になる。
原料はすべて無農薬、一切の添加物を排除。
発酵過程に必要な微生物も培養を行わず、蔵付きの菌のみで酒造りを続けている。
どれも美味い。
一番左の「むすひ」は、ボトル絶対振っちゃだめだよ。
開けたらぜんぶ噴き出すから。。
あのね~、、
「香取」がいい。
特に「香取90」が。
ウェブサイトになかったけど今も造ってるよね??
頼むから「うん!」って言って。
【外部リンク】
https://www.teradahonke.co.jp/