富山県中新川郡
祭神:
伊邪那岐神 (いざなぎのかみ)
天手力雄神 (あめのたぢからおのかみ)
言うまでもなく、霊峰立山がご神体である。
創建は、約1300年前。
大宝元年(西暦701年)第12代景行天皇の後裔にあたる少年が、白鷹と黒熊に山中の岩窟に導かれ、
「汝をここに導きしは、この霊山を開かせんがためなり。」
と、神のお告げを受けたのが始まりとされる。
峰本社(みねほんしゃ)
中宮祈願殿(ちゅうぐうきがんでん)
前立社壇(まえだてしゃだん)
三位一体で、雄山神社と呼ばれる。
ちなみに、どの社殿に参拝してもご利益は同じ。
祭神の一柱、天手力雄神 (あめのたぢからおのかみ)は、神話の「岩戸隠れ」の際、天照大御神を洞窟から引っ張り出した神様。
起死回生の一発勝負!
みたいな時に、祈願してみてはいかがだろうか。。試しに。
本来「立山」とは、飛騨山脈(北アルプス)北部、立山連峰の主峰で、
雄山(おやま、標高3,003m)
大汝山(おおなんじやま、標高3,015m)
富士ノ折立(ふじのおりたて、標高2,999m)
の3つの峰の総称である。
また、立山カルデラを含んだ地理的な広がりと、立山信仰や遥拝登山など精神的な広がりを含んだ複合的な意味も持っている。
ただの高い山じゃない。
この地は、古代より列島で育った宗教観と、日本特有といえる自然の厳しさ・美しさを象徴するような場所と言って差し支えない。
ところで、
先ほど、連峰の標高は3,003mと述べたが、正確には違う。
その裾野は富山湾の底、水深1,000mまで続いているのである。
独特な地形と山々から流れ出る伏流水で、湾内では豊かな生態系が保たれている。
水深300mより深い部分には、水温1~2度の海洋深層水があり、冷たい海に住む魚類が、
浅い表層部には、対馬海流の暖かい海水が入ってくるため、ブリなど南の魚類も同時に棲んでいる。
富山湾は、日本海の魚類800種のうち半分が生息する
「天然のいけす」
なのである。
名酒「勝駒」とともに頂きたい。
マジ、頂きたい。。
【外部リンク】
http://www.oyamajinjya-maetateshadan.org/