兵庫県淡路市
日本最古の神社とも言われる。
祭神は、
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
と
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
日本書紀/古事記には、
国産みの後、伊弉諾尊は、最初に生んだ淡路島にもどり、余生を過ごした。
と記されている。
島内、多賀の幽宮(かくりのみや/終焉の御住居)に鎮まったのが、神宮創建の由緒と伝わる。
ここで少し、国生み神話について。
イザナギ・イザナミは、別天津神(ことあまつがみ)たちから、漂っていた大地を完成させるよう命じられる。
別天津神とは、
天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ): 最高神
高御産巣日神(たかみむすひのかみ): 創造神/男を象徴する神
神産巣日神(かみむすひのかみ): 創造神/女を象徴する神
宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ): 活力の神
天之常立神(あめのとこたちのかみ): 天の永久性を象徴する神
以上、覚えにくい名前の5柱のこと。
イザナギ・イザナミは、
天浮橋(あめのうきはし)
という天地をつなぐ通路みたいな所に立って、
別天津神から授かった
天沼矛(あめのぬぼこ)
で、グダグダの地上を掻き混ぜる。
このとき、矛から滴り落ちた雫が積もって島になっていった。
最初にできたのが、淡路島。
以降、四国、隠岐、九州、壱島、対馬、佐渡、本州、、、、の順で陸地が誕生した。
が、神話の世界。
一方、偽書とも言われる史書「ホツマツタヱ」には、
約3000前。
7代目アマカミ(天皇)となった北陸出身のイザナギは、皇后イザナミともに諸国行幸の旅に出る。
目的は、全国に稲作と機織りを普及させるため。
新しい産業の普及により、各地は農地の開拓が進み、どんどん豊かになっていった。
この時期に
働き者国家ニッポン
の原型が出来たのかも知れない。
また、旅の途中で、富士山の麓でアマテラス、日向でツキヨミ、紀伊の熊野でスサノオが産まれた。
と記録されている。
要するに、神話としても、人間の歴史としても
イザナミ・イザナミは、古代日本の創始者として大きな事業の達成したということである。
ちなみに、神宮本殿の下は、イザナギが埋葬された場所と言われている
やっぱ日本人のご先祖様だから、一度は墓参りには行っといた方が。。
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