岡山県津山市
ちなみに美作国は「みまさかこく」と読む。
社伝では、慶雲4年(707年)の創建とされる。
主祭神は、鏡作神(かがみつくりのかみ)だが、
ここでは、もう一柱の石凝姥神(いしこりどめのかみ)について。
名前は硬いが、女神である。
アマテラス岩戸隠れの際に八咫鏡(やたのかがみ)を造った神と伝わる。
天皇家に伝わる三種の神器・八咫鏡。
鏡は太陽神の象徴で、古くから祭祀に使用された貴重な道具である。
多くは青銅で作られており、当時、美作は銅の一大生産地だった。
石凝姥神は、銅の神として崇められたのである。
弥生から古墳時代にかけて、貴重な金属だった銅。
やがて、大陸から製鉄技術が伝わると、鉄器に取って代わられていくことになる。
ある伝承では、八咫鏡は謎の女神・瀬織津姫(せおりつひめ)のアイデアとも言われるが、その歴史は、姫ごと消されている。
以降2000年以上に渡って、金属の主役は鉄。
宗教儀礼に使われることは銅よりも少ない。
霊力を求められなくなった金属。
人類の生活を豊かにする道具の原材料となった。
現在、「銅とはなにか」と問われると、、、
単結晶では軟らかく、展延性が高い金属であり、同じ第11族元素である銀や金と共通した性質である。
常温において、純粋な金属の中で2番目に高い電気伝導性および熱伝導率を・・・・
あー、もういい!
【外部リンク】
https://www.okayama-jinjacho.or.jp/search/16978/