大阪府東大阪市
主祭神:天児屋根命(あめのこやねのみこと)
創建は、神武天皇即位前3年というから、今から2600年以上前。
神武東征の際、勅命で境内東側山頂付近の神津嶽(かみつだけ)に2柱の神を祭ったのが起源をとされる。
名門・藤原氏発祥の地
祭神・天児屋根命は、伊勢神宮下宮に祀られる豊受大神の血筋、古代氏族中臣氏の始祖で、天照大御神以降、代々の天皇に仕えたと言われている。
西暦768年、奈良平城京に中臣を受け継ぐ藤原氏の氏神として春日大社が創設された折、天児屋根命と比売御神(ひめみかみ)を枚岡神社から分祀したことから、
「元春日」
とも呼ばれるようになった。
話は飛ぶが、
春日と聞いて徳川三代将軍の家光の乳母・春日局(かすがのつぼね)を思い出す人も多いのではないか。
本名は、斎藤福
父、斎藤利三は明智光秀の元家臣である。
春日局という名は、大奥に入った後、第108代後水尾天皇に拝謁した際、賜ったものと言われる。
三条家の血を引くとはいえ、無位無官かつ武家の娘が、天皇に直接会うのは前代未聞である。
しかも授かった称号が、春日局。
名前の意味は、
藤原家の要(かなめ)
である。
天皇家に最も近い藤原ブランドをまとった斉藤福とは、何者だったのか。
古代は謎だらけだが、近世日本史にもわからん事が多い。
大河ドラマで、お福を演じた大原麗子は美しかった。。
来年、13回忌を迎える。
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