さて、今日は「串焼ダイニング横道」のご紹介。
そのお店は、博多区住吉2丁目・宮前通り(オーケストラ通り)沿いにある。
2013年8月7日にオープンして以来、その味とサービスが評判になり、あっという間に繁盛店になった。
もうすぐ4年になるが、今や住吉(いや博多)を代表する串焼きのお店と言える。と思う。
大将も含め(?)スタッフもイケメン揃い、まるで東京下北沢にある役者の卵が働いている居酒屋のようである。
で、今日は、メインの串焼き料理ではなく、「魚」について話をしてみたい。
このお店は、魚料理の食材を毎日、中央区春吉にある柳橋連合市場の鮮魚店「天龍」から仕入れている。
柳橋と言えば、「博多の台所」と呼ばれ、その歴史はかれこれ100年になる。
100mほどのアーケードの中に鮮魚店を始めあらゆる食材の商店が立ち並び、毎日多くの買い物客が訪れる。
中には、一般の消費者や国内外の観光客の姿もみられるが、全体の7割は料亭や料理店、屋台などの料理人だと言われている。
天龍は、この地で1947年(昭和22年)に創業、業務用専門店として玄界産の新鮮な魚を博多の飲食店に提供してきた。
キャリア50年を超える職人を何人も抱え、その日に市場で競り落とした魚を顧客の要望通りに調理して指定場所に届けている。
その仕事の確かさと築き上げた信用から、中州を始め、福岡中の「高級」と呼ばれる料理店の多くはこの天龍から買い付けている。
しかし「横道」は、決して「魚」メインのお店ではなく、ましてや料亭でも割烹でもない。
「焼き鳥屋」あっ!失礼「串焼ダイニング」である。
刺身もメニューに載るのは、日に2~3品。
にも関わらす、高級鮮魚店から日々、極新鮮な魚を入れている。
そして来店客から注文が入れば、あらかじめ冷しておいた皿にきれいに切りそろえた刺身にドライアイスの演出までして出してくる。
そのスタイルはオープン以来、一切変わっていない。
なので、ファンも多い。
唯一、店名だけ変わっているので、大将になんでか聞いてみたら、
「てか、おれの名字です!」
・・・失礼しました。