栃木県日光市
主祭神:二荒山大神
大己貴命(おおなむちのみこと)
田心姫命(たごりひめのみこと)
味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)
一之宮シリーズ、関東エリアの最後を飾る「日光二荒山神社」
「二荒」と書いて「ふたら」と読むが、「にこう」とも言う。
これが「日光」という地名の由来とされる。
古来、標高2,486mの霊峰二荒山(ふたらさん/男体山)をご神体と仰ぐ神社で、日光の氏神でもある。
社殿は、御本社以外に2つ。
男体山山頂 → 奥宮
中禅寺湖畔 → 中宮祠
日光連山、華厳の滝、いろは坂を含む3,400haもの境内地を擁する二荒山神社は、東照宮、輪王寺ととも、国の史跡および世界遺産に指定されている。
まさに日光全体がご神域ともいえるような場所になっているが、いつからのことなのか。
周辺には、古代の祭祀の遺跡が見つかっており、相当古くから聖地として信仰対象だった様だが、奈良時代に、現代の礎を築いた人物がいる。
日光開山の祖と言われる僧
勝道上人(しょうどうしょうにん)
である。
今の栃木県真岡市出身。
7歳の時に夢に神が現れ、
「あなたは仏道を学び、日光山を開きなさい」
のお告げあり。
28歳で僧侶になり、神様の言うとおりに日光へ山岳修行場を求めた。
寺社の建立については、西暦766年に紫雲立寺(現在の四本龍寺の前身)が最初。
二荒山神社の創建は、現本宮神社の場所に男体山の神を祀ったことに始まるとされる。
仏僧が神を祀った。。
また、上人自身が男体山登頂にも成功。
そこに奥宮を建てて二荒修験の基礎を築いた。
その後、日光は神仏習合の霊場として大いに栄えることとなる。
弘法大師・空海が勝道のことを碑文に残している。
現代語で、ざっくり要約すると、
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仏道に身をささげて修行に専念し
まっすぐに険しい山へ入り
突き立った峰に龍のごとく登り
鳳凰が舞い上がるように通り過ぎた
神々はこれを加護した
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かっこよすぎ。。
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