博多な?かっちゃん大ネタ小ネタBLOG

興味あることをツラツラと。。最近、神社とか寅さんネタやってます。。

第18作「男はつらいよ 寅次郎純情詩集」余命わずかなマドンナ。寅さんは・・・

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シリーズ唯一、年上のマドンナである。

 

登場は、本編開始から44分12秒後。

 

名前は、綾(あや)

 

葛飾柴又では、名門で知れた「柳生家のお嬢様」である。

 

演じたのは、京マチ子

 

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大阪出身。

 

1936年(昭和11年)に大阪松竹少女歌劇団(OSK)に入団

 

1949年(昭和24年)に大映から女優デビュー。

 

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大柄で、官能的な肉体美を武器に数々の名作に出演。

 

黒澤明監督作品『羅生門』

 

溝口健二監督作品『雨月物語』

 

衣笠貞之助監督作品『地獄門』など、

 

海外の映画祭で主演作が次々と受賞し「グランプリ女優」と呼ばれた。

 

2000年に発表された『キネマ旬報』の「20世紀の映画スター・日本女優編」で、原節子、吉永小百合に次ぐ第3位に選ばれている。


3年ぶりに、綾は、柴又に戻ってくる。

 

幼少時代の寅次郎やさくらのことも知っていて、再会を喜ぶ。

 

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長い入院生活を終えて退院した綾だが、それは、残された短い時間を慣れ親しんだ柴又で、静かに過ごすためだった。。

 

知っているのは、娘の雅子(檀ふみ)と、さくらだけ。

 

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「遊びにいらしてね」

 

と言われ、綾の家に通い詰める寅さん。

 

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それは、綾にとっても毎日の楽しみとなっていた。

 

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最期は、突然訪れる。。

 

綾と住んでいた家を引き払う雅子が、寅さんにこう言う。


「誰にも愛されたことのない寂しい生涯だったけど、でもその最後に、たとえ一月でも、寅さんっていう人がそばにいてくれて、お母さまどんなに幸せだったか」

 

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失意のうちに、旅に出る寅さん。

 

柴又駅のホームで、さくらに綾のことを話す寅さんの表情は、なぜか晴れ晴れとしていた。。。


この辺の描写は、なんとも言えない。

 


話は変わるが、寅さんが根津神社の境内で、当時、販売が禁止されていたクジラ尺の物差しを売っているシーンに、永六輔(えいろくすけ)が登場する。

 

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台詞はない。

 

永六輔は、尺や貫など、日本古来の物の計り方を禁ずる法律「計量法」に猛反対した人物である。

 

ここで演じたのは、それを取り締まる側の警官。

 

だが、無言で立ち去る。

 

山田洋次監督ならではの演出である。