和歌山県和歌山市
もともとの場所には、現在、日前神宮・国懸神宮(ひのくまじんぐう・くにかがすじんぐう)が鎮座している。。
古代、紀伊の地にも天孫族への国譲りがあったということか。
現在地に遷座されたのは、和銅6年(713年)と伝わる。。
祭神は、五十猛命 (いたけるのみこと)。
スサノオノミコトの子である。
日本書紀によると、高天原を追われたスサノオとイソタケルは、共に新羅に向かうが、気に入らず出雲国に移動。
スサノオは高天原から持ってきていた木の種をイソタケルに渡して、国中にその種を蒔くように命じた。
イソタケルは一族とともに、九州から順番に種を蒔き始めて国中を森や緑地に変え、最後に木の国(紀伊国)にたどり着く。
このことからイソタケルは有功神(いさおしのかみ=大変に功績のあった神様)とも呼ばれ、紀伊国に祀られることとなった。
日本では、船や家屋は木から造られ、多くの道具も木で造られた。
また、薪は暖をとったり煮炊きをするのに必要であり、大切な燃料でもあった。
豊かな国をつくった五十猛命は、人々に感謝、尊敬された紀伊の最高神だったが、出雲同様にその地位を、天孫降臨した神々に譲ることとなる。
今は神話だが、本当は何があったのか。
マジで、タイムマシン欲しい。。
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