山口県防府市
古代史の文献で、「一之宮」という名前が使われたのは、玉祖神社が最初。
創建については、勾玉(まがたま)を作る技術集団の玉造部(たまつくりべ)が、祖神をこの地に祀ったのが始まりとされる。
祭神は、玉祖命(たまのおやのみこと)
天照大神の岩戸隠れ事件の時、
皇室に三種の神器として伝わる
「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」
を造った。
天孫降臨で、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に従い、勾玉とともに下界(葦原の中つ国)へ。
その後、周防国に移り住み、中国一帯を統治して、この地で没したという。
神様なのに。。
神社近くの「玉の石屋」は、玉祖命の墓と言われている。
そもそも勾玉とは、古代日本における装身具のことで、祭祀にも使われたと考えられている。
翡翠(ひすい)、瑪瑙(めのう)、水晶、琥珀(こはく)、鼈甲(べっこう)などで作られており、縄文時代のものが最も古い。
以降、弥生時代、古墳時代にかけて、全国各地の支配層や祭祀を行う人々の間に「権威の象徴」として広がっていった。
形状は、Cの字またはコの字に湾曲しているものが多く、由来は様々。
動物の牙の形説
胎児の形説
魂の姿説
月の形説
壊れた耳飾の再利用説
等々。
・・・宇宙人じゃないかな~。
手塚治虫「火の鳥(望郷編)」にも似たようなのが。。
【外部リンク】
http://www.oidemase.or.jp/tourism-information/spots/15431