福井県敦賀市
かつて、社領の広さは、ケタ外れだった。
古代から中世にかけて
「北陸道総鎮守」
と称された気比神宮の領地は、越前を中心に、越中、越後、佐渡にまで及んでいたという。
社伝によると、創建時期は1800年前。
邪馬台国があった時代。。。
14代仲哀天皇の御代、神功皇后による三韓征伐の戦勝祈願の際に、
「海神を祀るように」
とのお告げあり、
臣下の安曇連(あずみのむらじ)に気比神を祀らせたのが始まりとされる。
祭神、伊奢沙別命(いざさわけのみこと)は、気比神宮特有の神である。
神名「いざさわけ」は、15代応神天皇が皇太子だったときの名前だが、
気比の神から
「名前を交換してほしい」
とのご要望があった。
代わりに、贈り物(食料)として、海岸に無数のイルカが打ちあがった。
応神天皇は、たいそう喜び、
「御食津大神(みけつのおおかみ)」
の名で称えたという。
他にも伝承はあるが、いずれも「食の神」としての特色が強く、古代から海産資源が豊富な敦賀の守り神だったことがわかる。
ちなみに、その場所の名は、流れていたイルカの血から、
「血の浦」と呼ばれ、
「角鹿(つのが)」からの~
「敦賀(つるが)」
になったという説あり。。。
話は変わるが、
2015年春の選抜高校野球で、北陸勢として初の全国優勝を果たした敦賀気比高校は、毎年、気比神宮で初詣を行う。
決勝8回裏の土壇場で、東海大四のエース大沢投手が投げたスライダーをものの見事にレフトスタンドに叩き込んだ松本選手のバッティングは、まさに神がかっていた。
前日の準決勝、大阪桐蔭戦の2打席連続満塁ホームランは、高校野球史上初。
もうひと柱の祭神・神功皇后の絶対的な勝負強さが出た場面である。。
松本くん、大学卒業だよね?
どーすか?ソフトバンクホークスとか、、、。
【外部リンク】