大阪市住吉区
創建は、西暦211年(伝)
全国に約2300社ある住吉神社の総本社である。
主祭神の住吉三伸は、古事記、日本書紀で、イザナギノミコトが霊界から戻った際、海で穢れを洗い清めた際に誕生したとされることから、
「禊(みそぎ)祓(はらい)」を司る神
とも言われている。
また、古墳時代から外交上の要港、大阪湾に面した住吉津、難波津と関係して、航海の神、港の神、海上交通の守護神として崇められた。
奈良時代には、遣唐使の船内にも祀られていたという。
その他、
農耕(産業)の神
弓(戦い)の神
相撲(武芸)の神
和歌(芸能)の神
安産の神
夫婦円満の神
発達(商売繁盛)の神 等々。
地域の人々にとっては、ありとあらゆる願いを聞き入れる神様である。
撫でたら病気にならないというウサギまでいる。
ところで、「住吉」という名の由来が、弥生時代に春秋戦国時代の中国から大挙渡来した安曇一族からきているという説がある。
大陸からもたらされた渡来人の文化や技術が、当時の日本列島に革命的な変化をもたらし、縄文から弥生、飛鳥と一気に飛躍させたというから、どんな願いも叶える住吉大社の多彩なご利益は、そのなごりかも知れない。
ちなみに境内の反橋は、天下人・豊臣秀吉側室の淀君が、息子の秀頼公の成長祈願のため奉納したものと伝わる。
そのおかげか、成長した秀頼公の身長は190㎝を超えていた。。。
願い叶いすぎ。
以上、だれもが頼る「万能すみよっさん」のお話。
【外部リンク】
http://www.sumiyoshitaisha.net/