2月24日(土)25日(日)の2日間、糸島市・白糸酒造にて「2018年 ハネ木まつり」が開催される。
このイベントは、毎年2月と4月に行われる蔵開きで、40年以上続いている地元の恒例行事である。
期間中は、酒蔵見学や利き酒コーナー、蔵開き限定酒の販売など、多くの催しが用意されており、毎回5000人を超える来場者でスンゴイ賑わう。
白糸酒造と言えば、限定品「田中六十五」が有名で、今すぐ飲みたいがちょっと我慢してこちらで行われている酒の製法について書いてみたい。
書き終わったらすぐ飲んでみたい。。
この酒蔵の一番の特徴は、なんと言っても「ハネ木搾り」
「搾り」というのは、製造過程で生まれる「醪(もろみ)」を酒と酒粕に分ける作業だが、現在は以下の3種類が一般的な手法である。
機械(自動圧搾濾過器)を使う通称「ヤブタ式」
酒袋に醪を入れて横に重ね、上から圧力をかける「槽搾り(ふねしぼり)」
酒袋をタンクの中に吊して、自然の重みで落ちる雫だけを採取する「袋吊り」
それぞれに特色があり、どれが一番いいとは言えない。
作業時間やコスト、製品の完成度などなどがその理由。
そんな中、白糸酒造は、安政2年(西暦1855年)の創業当時から「ハネ木搾り」を続けている。
それは、
「長さ8mにおよぶ樫の木製のハネ木に1.2トンの石を吊り、2日間かけて酒袋を搾る」
という非常に珍しい(ここだけの)製法である。
とんでもなく手間のかかる作業だが、機械等で強力な圧力をかけることなく、最後まで搾り切らない為、雑味がなく、味もまろやかな酒ができると言う。
この辺は、気候も水もいいからね~。米も美味いしね?
ということで、この1月はまさしく酒造りの最盛期。
来月は、絞りたてをしこたま!
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