博多区住吉4丁目小柳通り沿いに「空手衣のヒロタ福岡支店」がある。
昭和63年(1988年)の創業以来、空手衣・帯・その他関連商品の製造販売を手がけてきた企業である。
会社HPのTOPには、
最高級特別仕立て空手衣「ピナック」
帆布より格段に軽量な高級生地を使用
熟練の職人に仕立てられたこだわりの1着を作るオーダーメイド空手衣
とある。
ピナック?
グーグルで検索しても、ピアスの穴開け用品の画像しか出てこない。
実はこれ、ヒロタオリジナル特殊糸「ピナック」を使用した同社のベストセラー商品の事である。
高齢者向けの開発が当初の目的であったが、試行錯誤の末に生まれたこの道衣は、軽量で動き安く、それでいて耐久性も豊か。
発売後、まもなく学生の間で広がり、全日本ナショナルチームのトップ選手までが着用するようになった事から全国的は大ヒット商品に成長した。
その後は、さらに進化を遂げた「匠」という、ピナック組手用の生地を極限に打ち込み、織を硬く仕上げた新生地。
さらに軽量の「空(くう)」
さらにさらに超軽量製品「翼(ツバサ)」にいたっては、特殊な加工で肌への張り付きまで軽減。
ストレッチ性を入れ接地面への負担も軽減、驚異の動きやすさを実現している。
人の技も、道衣をつくるワザも常に進化しているということだ。
空手に限らず、様々な武道や格闘技が盛んな九州・福岡。
現在、福岡市には県空手道連盟に所属する団体が34、その他、極真会館、新極真会など数多く組織や道場が運営されている。
指導者も多く、他の地域より恵まれた環境とも言われる。
そんな中で、日々ハードな稽古でバテバテになっている中身の人間に比べ、身につけた道衣は、軽くて長持ち、いつも涼しい顔。といったところか。。
会社の前を通ると、窓越しに数人の女性がミシンに向かっているのが見える。
ヒロタの職人さん、毎日ご苦労様です。
ところで新極真会って、福岡だけは「緑健児道場」という代表者の名前がついているの知ってる?
ご本人の出身は、奄美の徳之島。福岡じゃないのに。。
理由は後日。
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