「hinata」な?かっちゃんBLOG

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博多住吉「もうひとつの守護神」は、なんとあの会社だった!

地元の住人には、すこぶる簡単な問題。


博多区住吉でいちばん東にある建物は、いったいなんでしょう?
ヒントはこちら。

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・・・正解!
「明電舎(めいでんしゃ)九州支社」だ!

1897年(明治30年)創業、東京都品川区に本社をおく超大手の電気機器メーカーである。。。。。。。知らない?

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創業者の重宗芳水(しげむねほうすい)は、明治初期、当時すべて外国製に頼っていた電気機器や発電機の国産化に成功、全国に発電所の設備を築いた三吉電機工場に在籍。

当時の先端技術を習得し、退社後、電気機械を製作・修理する町工場「明電舎」を設立した。

社名は、明治の「明」電気の「電」同志が集う場所「舎」からきている。


町工場といっても創業時から技術力は高く、自社開発に成功した「モートル(モーター)」は、精米や印刷工場などの中小企業に多く導入された。

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戦後の高度成長期になると、電力大量消費の流れにより、会社の体質を刷新、「モートルの名電」から「パワーエレクトロニクスの名電」として、大規模な電力を供給する重電機のメーカーへの大成長を遂げていく。


創業から120年、今では日立製作所、三菱電機、東芝といった誰もが知る企業と肩を並べる重電8社に数えられるまでになった。

製品やサービスの数は挙げればきりがなく、主力電力分野での変電・配線・発電システムの他、電鉄用システム、上下水道システム、自動車試験装置(国内シェアTOP!)、半導体メーカー向け機器などなどなど。

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一般の目に触れないが、人々の生活には欠かせないインフラ技術のほとんどを開発するとんでもない企業なのだ。

その九州支社が、ご縁というかなんというか、住吉の東端に鎮座している。

 

東と言えば、古代中国には方位を司る神「西の白虎」に対して「東の青龍」がその国を守ったという神話がある。

青龍とは、川の流れを象徴する。

昇る朝日と水の流れは、穀物の実りを助け、成功と出世・富を導くと言われる。

ありがたや。

 

その周辺には、ランチの美味しいお店がたくさんある(担々麺とん田とか焼きぞば想夫恋とか)が、明電舎の社員を見かけたならば、合掌すると変に思われるので、たまにはさりげなく行列の順番を譲ったりすると、ご利益があるかもしれない。。

 

【外部リンク】

明電舎 MEIDENSHA CORPORATION