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【きり絵師 小西一珠喜】博多の新しい芸術を生み出した人について

今日は、切り絵の話をしたい。

切り絵は、白黒のモノクロ画で、黒い紙を切り抜き、白い紙に貼り付けるというのが基本的な作り方。

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日本での歴史は古く、奈良時代には神事に使用された記録が残っており、その後、染め物の型紙として発達してきた。

現代では、クラフトの分野から絵画として認められ「切り絵」と名付けられた。

 

ここから本題だが、「博多きりえ」という名を聞いたことがあるだろうか。。

知る人ぞ知るジャンルで、この言葉をグーグル検索すると、約15万件のページにヒットするが、ほとんど全てがひとりの人物に関するものである。

 

小西 一珠喜(こにし かずよし)さん

 

「博多きりえ」という全くのオリジナルアートを生み出した人である。

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1958年、長崎県五島列島の北の端、小値賀島の出身。

高校卒業後、福岡市内で看板制作の仕事をしていた2002年の夏、博多祇園山笠を観て、あまりの熱気に大変な衝撃を受ける。

 

同年、実家が火事で全焼するも小西さんが20才の時に作った「ゆかた」の切り絵だけが無傷で残っていた。

 

そっと取り出そうとした瞬間、

「切り絵をしなさい」

神の声みたいなものが聞こえたという。

 

一大決心の末、制作活動が始まった。

「博多」をテーマに博多の風景や博多美人など、15年間で数え切れない程の作品を手がけてきた。

 

そのデザインは絵としてだけでなく、手ぬぐいや食器、小物にも使用され、今では街のいたるところで見かける様になった。

 

中でも有名なのが「博多祇園山笠きりえ」シリーズ。

8年がかりで完成させた17作品は圧巻、まさしく傑作である。

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その小西一珠喜さんが、きのう亡くなった。

59才。

今年も多くのイベントや新作発表が予定されている中での事である。

 

博多にとって、新しい伝統工芸と言える「博多きりえ」を生み出した小西さんの功績はそれだけで大きいが、更なる制作活動や後継者の育成等々、これからという時に本当に残念でならない。

 

小西さんのFacebookには、将来の夢が書かれていた。

曰く、

世界一愛されるきり絵師になること・・・・・

作品はずっと残るので、その夢は叶うかもしれない。

心からご冥福をお祈りします。

 

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頂いたピクチャーフレーム、大事にしますね。

この記事では、先生の画像使わせて頂きました。

 

【外部リンク】

hakatakirie.com